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旅順:東鶏冠山北堡塁跡 その2 [中国東北部、旧満州の旅(15年6月)]

東鶏冠山堡塁攻略を任されたのは第2軍から第3軍に編入された第11師団。香川県、善通寺に司令部を持つ四国の師団だった。
800px-Map_of_the_Encirclement_of_Port_Arthur.jpgwikipediaより画像。
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外側にあった日本軍の爆破口跡。

第一回総攻撃(1904年8月19日~24日)8月18日深夜から二日間の砲撃で東鶏冠山を含め、ロシア軍の各所堡塁は日本軍から大損害を被る。21日より総攻撃を開始するが北堡塁の外壕を発見したのがこの直前のこと。日本軍は北堡塁が二重構造であったことに気づいていなかった。
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第一回総攻撃直前に外壕があることがわかった日本軍だが、内部構造まではわかっていなかった。突撃隊は上からの攻撃を受けながら2階から落ちたようにこの外壕に落ちた。その高さ4mはあるだろう。足を骨折するかそのまま死んだ兵隊も多かったことと思う。しかしその後は外壕の内側から、上からも攻撃をされてでロシア軍は第一回、第二回と総攻撃を防衛する。東鶏冠山北堡塁だけで8000人の死者を出した。
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ロシア軍の鉄壁の堡塁を築いたコンクリートだが、実際は鉄筋コンクリートの技術はまだこの当時なく、旅順の海岸の砂利や泥土をコンクリートと混ぜて作っただけの脆いつくり。建設は中国人労働者を無賃で強制労働させて作らせたとのこと。
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写真家によって(どこの国の人かメモを忘れた。)最近になって偶然発見されたという女性の横顔。日本軍の地下坑道爆破の瓦礫と偶然が重なってできた。
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旅順:東鶏冠山北堡塁跡 その1 [中国東北部、旧満州の旅(15年6月)]

大連のホテルで一泊、この日が旅行最後になりました。
ここから旅順:東鶏冠山北堡塁(ひがしけいかんざんきたほうるい)跡へ。日露戦争、旅順攻略の激戦地です。
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ここから駐車場。日露両軍のつわものどもが夢のあと。114年前のできごと。
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駐車場にあった露店のお土産屋さん。ここにはロシア人も中国人も観光に来ないのでもっぱら日本人しか来ないらしい。

ここからロシアのWEBサイトから無断掲載発見した日露戦争当時の写真を交互に載せていきます。ロシア語検索で色々見つかった画像の中から東鶏冠山、二百三高地と、ひとくくりに旅順攻囲戦「Порт-Артура」(二百三高地が英語で「Port Arther」)と表記されているので正確にはどこがどこなのかわかりません。
狭い地域に帝政ロシア軍守備隊5万。乃木将軍率いる第三軍5万が4か月に渡って死闘を繰り広げた。

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向こうに見える特徴的な三つの山系。旅順攻囲戦初期かと推測。
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公園入口。日本軍陣地側から歩きます。
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東鶏冠山は旅順要塞の中でも三大永久要塞と謳われた。周囲は敵の砲撃に屈しない厚いコンクリートで覆われ、外側の隠れた銃眼から一斉射撃も可能と、敵の攻撃に耐えられる陣地が組まれていた。
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塹壕の跡、114年経っても残る。
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観光地あるあるの記念写真を撮らせてお金を支払う商人。チープな機関銃の模型と一緒に塹壕での記念写真を撮るというもの。
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日本軍の爆破口跡。べトン(ドイツ語:コンクリート)でガチガチに固めた要塞に突破口を開こうと日本軍は塹壕を掘り進め、地下坑道を掘って2トンの爆薬を仕掛けて爆破。ようやく占領できた。
第三回総攻撃の始まり、1904年11月26日の爆破口がここだそうだ。
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丹東:虎山長城 [中国東北部、旧満州の旅(15年6月)]

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万里の長城の東の起点、虎山長城を登ってみる。
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バスに乗り込んで今度は大連に。
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丹東:虎山長城、一歩跨 [中国東北部、旧満州の旅(15年6月)]

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バスに乗って鴨緑江の上流をさかのぼってみる。対岸は北朝鮮だが喉かな農村の風景が広がる。
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朝鮮戦争混乱期の橋かな?橋桁がない。
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虎山長城の入り口。観光名所なので広々とした駐車場がある。
万里の長城の東の突端がここ。
Wikipedia:虎山長城
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入り口から1.5km程歩く。
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到着。
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アカシアの花が咲いている。
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ここから一歩跨。虎山長城を越えてすぐ奥にある。
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歩いていると隣に畑があるのだが、ここまでは私有地なのか?
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途中、人民解放軍の兵隊さんが国境警備に当たっていた。お土産屋の主人と話し込んだり和やか。当時、北朝鮮兵士が越境して中国で犯罪を犯す事件があったりしていたのだが。
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国境に関する注意事項が書いてある。物の交換をしてはならない。鳩を飛ばさない。国境監視の兵隊にカメラを向けてはならない。など。
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ここが一歩跨。北朝鮮国境でも一番近いところ。その幅10数m程くらいの川幅しかない。
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向こうの方に国境監視の見張り台が見える。なんとなく人影が見えるが、向こうはここから越境者や、物を投げる人がいないかの監視をしている。
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ヘビは国境など関係ないように越境している。
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