SSブログ

『藍色夏恋』(02年・台湾=仏) [映画(09年~)]

「さそり座O型、水泳部とギタークラブ所属!」

藍色夏恋 [DVD]

藍色夏恋 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


監督: イー・ツーイェン
出演: チェン・ボーリン, グイ・ルンメイ, リャン・シューホイ

女子高生モンは友達のユエチェンから違うクラスの男子チャンへ変わりに告白を頼まれる。男の子に関心のないモンはしぶしぶOKするのだが、知り合いになったチャンから逆に告白をされる。幾度となくアタックをするチャンにモンは今まで誰にも打ち明けなかったある秘密を告白する。

はあ…、今まで心の奥底で観なかった(いや、避けてきた)映画がたくさんある。その中で青春映画がダントツで観ていない映画に入る。まして学園モノとか特に…

なんでってそりゃあ変な偏見で
「青春映画なんて大人が昔を懐かしんだり、ヘタな子役がウブに不器用に演じたり、突然のSFファンタジー、転校生、不良が出てきて入り乱れる人間関係、悪教師の登場、スポーツ大会、恥ずかしい失敗談、毒々しいイジメうんぬんかんぬん。」ええ。ささっと避けてきました。だって観ていて恥ずかしくなっちゃうもの。
学校で何があった思春期に何があったとか、そりゃあ色々あったさ。それを同世代の自分が見たら自分に対するメッセージに感じて説教臭くて辟易するもの。学園モノは同感を買うもの買わせるものと大人が作為的に同調を求めているように思えて、映画観てると自分があのキャラクターはオレだなって思えちゃう自分がいて嫌、または赤面しちゃうよ。主人公はかっこよすぎる。登場人物はハジけてる。青春を謳歌する若人、ああ恥ずかしい。観ていてドキドキする。それだけ現実はギャップがあるだけだ。

さてこの映画、どこからともなく入ってきてしんみり心を揺さぶる、夏のさわやかな空気が循環する青春映画。外国の話だけど、台湾の学校は日本に似てる所に親近感が沸く。何より台湾のフレッシュな高校生ライフに好感を持った。台湾の高校生の実態こそしらないが、日本にはもうないよ。俳優は全て素人なのもいい。

未来を夢見る高校生はユエチェン、現在に悩んでいる高校生はモンという対象が印象強く感じた。ユエチェンはバッチリ考えた10年後の未来予想図を友達のモンに伝えるが、そんなことより今の自分の気持ちがよく分からないモン。スキ、キライ。男が女を好きになる。女が男を好きになる。自然じゃないことにどう向き合えばいいか自分でも分からない。

ユエチェンはチャンに告白できないで進行中の恋呪い、収集癖が生きがい。モンは突然のチャンの存在に「スキになるってどういうことなのさ」って問いたくなる。自身満々のチャンとの縁で思い余る気持ちにチャンに出来たことを実行してみる。彼女の告白は行動だった。ああ、書き込んでて恥ずかしくなってきた。

ベストアイテムに自転車。ラストの二人に流れる風がまたさわやか。


僕は
おとめ座O型、〇〇部廃部後、××××部所属

だった。
女の子に自信がない内気な高校生だったさ~。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。