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『西太后』(84年・中国) [映画(09年~)]

「私なら龍の上に鳳凰を彫らせるわ。」

西太后1.jpg

ウィキペディア 1984年・映画『西太后』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%AA%E5%90%8E_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

『西太后』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%AA%E5%90%8E

BURNING OF IMPERIAL PALACE 火烧园明园

中国史上、もっとも残忍で恐れられた女帝、西太后の半生を映画化。時は19世紀清朝末期、満州出身でエホナラ族の才女が紫禁城で開かれる后妃選定面接試験に合格。『エホナラの呪い』がまだ根強く残る宮廷内で、皇帝の寵愛を受け、次第に出世していくが世は西欧列強の時代へと流される。

Amazonにないので自ら書き込まないといけない。はい。正直に言いますと怖いもの見たさで観ました。
残酷シーンを変な期待で観ていたら、真面目な史劇でした。公開当時は残虐だったかもしれないけど、今見たらふつう。これはハリウッド映画のせいだ。

色々注意しないといけないのが色々映画独自のフィクションが加えられていること。

西太后は出身がどこか分からないらしい。
皇帝の寵愛を受けていたライバルの后妃の手足を切断して瓶に入れて飼ったというのも事実ではない。
映画は2作品を繋げて編集してナレーションを交えて短縮されたもので完全版ではない。

后妃になってから皇帝の死、クーデターによる顧命大臣の処刑、息子を皇帝に即位後、実権の把握で物語は終わる。
女の狂気じみた皇帝を愛する美しさよりも、野望、ジェラシーに怒る女を感じた。惨忍なのは皇帝に即位した後からなのでこれから『続・西太后』に繋がるんだろう。

円明園の暴虐無尽な破壊・略奪についてイギリス・フランスの描写が旧軍日本兵並の扱いだ。文化遺産の破壊というのは確かにひどい話。略奪品はオークションに並んで安値で売買された。諸外国の列強による中国の愛国精神は並大抵のものではないだろう。それがまた現代へと繋がっている。

映画は2作品を再編集して短縮されているからか少し違和感を感じて観た。残酷な女帝が現れたのは最後の最後だったわけで、それまでは皇帝がメインになったりで感情移入できなかった。
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