長春市観光 その1 [中国東北部、旧満州の旅(15年6月)]
長春西駅からバスに乗ってレストランへ、昼食。満州国当時は新京と呼ばれた首都だった。
昼食後に満州映画撮影所へ。敷地内に展示されている旧日本軍の砲架。九二式歩兵砲?
ソ連軍か中国軍のだと思う大砲。122mmクラス。
満州映画撮影所。映画協会ができたのが1937年。1939年にこの満映の理事に就任したのが甘粕正彦という人。
関東大震災の混乱時に憲兵隊分隊長で独断で白色テロを起こした人だが、なぜか映画協会理事に。社内の待遇をよくして終戦には中国人社員に礼を言ったという。この建物の二階中央が理事長室で出勤する社員を見張っていたそうだ。
終戦後は長春電影制片廠に。現在でも映画制作の現場である。
李香蘭(山口淑子)は当時の看板スターだったが2014年に亡くなっている。
何日君再來-李香蘭(1939)
終戦時は噴水があったそうだが現在は毛沢東像が建っている。毛沢東像は中国国内でも数は少なくなっている。
近くの幼稚園児の遠足か団体。
偽満州国務院。バス車内から。
新京時代は東本願寺。旅行当時は敷地内が駐車場にされていたが、文化財保存指定が決定されたそうで修復工事に入ったところだった。