ドゥブロヴニク その６ スルジ山 戦争資料館

ここから自由時間で内戦資料館のあるスルジ山（412m）山頂へと向かう。一旦ドブロブニク城壁の外に出てロープウェイで一気に山頂へ。人の足で登るとなると1時間ほどかかるという急こう配。内戦時には破壊されたが2010年に再開されたとか。


山頂は資料館の他に山頂からの絶景を楽しむレストランなどもあって綺麗な印象だった。対照的に内戦時の砲撃にも耐えた資料館はボロい印象。


スルジ山山頂から北へ5kmも行くと国境なので向こうの山はボスニア・ヘルツェゴビナ領かな？麓のドブロヴニクとは一変静かな山頂。

ナポレオン軍の占領時（1806年～1816年）に要塞として建築された建物はある意味歴史建築なのだが内戦時はドブロヴニクを一望できる要所にもなるので、ここでクロアチア独立派武装勢力はユーゴスラビア連邦軍と激しく抵抗したそうだ。


チケットを購入して入る。中はうす暗く少し涼しい。兵器の展示もある。兵器に詳しい人が見ればわかると思うが第二次大戦中のアメリカ軍兵器（トンプソン・サブマシンガン）ドイツ軍（kar98kライフル、MP40）ソ連軍（PPSh-41）や、戦後東側兵器（AK47、RPG）にユーゴスラビア連邦製兵器（ツァスタバM70）と多種にわたる。兵站の考え方では銃器の弾丸の規格口径、部品が多いと大混乱を招くので嫌われると思う。



ここを守り切った民兵？のスナップ写真が色々。


このスナップと同じ場所が資料館の中にありました。当時たった20年ほど前の話。


砲撃を受けるドブロヴニクの街の様子のTV報道やドキュメンタリーの上映もやっていました。