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『誰が為に鐘は鳴る』(43年・米) [映画(12年~)]

「俺は君の中で生き続ける。さあ立つんだ。」

誰が為に鐘は鳴る ワールドプレミア上映版 [DVD]

誰が為に鐘は鳴る ワールドプレミア上映版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD


1937年スペイン、左派の共和政権に右派が反乱を起し、国内各地で内戦が勃発していた。アメリカ陸軍の工作員ロバートが戦略上拠点となっていた橋の爆破任務の為、共和制支持の地元ゲリラと接触して準備を進めていた。山岳地帯でゲリラの拠点に訪れたロバートは両親を殺されて右派の軍人に虐待された若い娘マリアと恋に落ちる。酒に溺れて仲間の信頼を失ったゲリラの首領パブロに疑心を抱きながらも橋の爆破決行の日が訪れる。

文豪アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの代表作でスペイン内戦を描いた作品として有名。当時様々な著名人に影響を与えたスペイン内戦はどんなものだったかが分かる最初の作品ではないだろうか。内戦終結が1939年、小説発表は1940年、映画公開は1943年。当時現代劇だったのだ。反乱軍を指揮したフランシス・フランコは1975年に没している。
ただ映画はゲイリー・クーパーとイングリット・バーグマンのイチャイチャするシーンが長いような気がする。パブロの他ゲリラの疑いはリアルに描いていると思うが、和訳が少々気になった。首領の妻だがゲリラを統制するピラーを演じたカティナ・パクシノウはアカデミー助演女優賞を獲得した。

DVDの状態が悪くて不鮮明だったのは著作権が切れて状態の悪いのを収録したせいだろう。格安で売られている。
イングリット・バーグマンの当時としてもショートヘアの美貌も印象的。身長175cm、クーパーが191cmと高身長な二人だった。

スペイン内戦も支持政党だけで争ったので同じ村の隣人友人が対立していたという残酷な話が出てくる。リンチや虐殺も多く、映画はその点にも触れている。
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