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『バギ』(84年・手塚プロダクション) [映画(09年~)]

ウィキペディア『大自然の魔獣バギ』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E9%AD%94%E7%8D%A3%E3%83%90%E3%82%AE

映画じゃないけど、とうとうYoutubeで全編観てしまっている自分。
幼少の頃、一番近いレンタルビデオ店で借りて観たことがある。冒頭メチャメチャ怖かった覚えがある。
再度観て非常に懐かしいけどまだ怖い。

声優陣も豪華。手塚治虫は偉大だ。




まだDVD化もされていないのが非常に残念でならない。出たら欲しい!
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『10ミニッツ・オールダー/イデアの森』(02年・独=英) [映画(09年~)]

原題『TEN MINUTES OLDER:THE CELLO』
劇場公開時タイトル『10ミニッツ・オールダー/イデアの森』
ビデオタイトル『10ミニッツ・オールダー GREEN』




『時間』をテーマに世界の巨匠たちが10分間で表現するオムニバス作品。『チェロ』 8作品

【収録作品】
●ベルナルド・ベルトルッチ / 『水の寓話』
ファンタジーかつ時と人生を感じる作品。

●マイク・フィギス / 『時代×4』
4つの画面が同時に進行し、スタイリッシュに決まる。ふと音が気になった時に、どの画面かを探した。一度に画面は4つまでじゃないかな?

●イジー・メンツェル / 『老優の一瞬』
俳優は顔だというが、どんな顔だって長く見ていると愛着が沸くもんだなと思った。若くたって年をとったって。

●イシュトヴァン・サボー / 『10分後』
ほぼワンカットの人生の崩壊。10分後になにがあるのか分からないのが人生だ。

●クレール・ドゥニ / 『ジャン = リュック・ナンシーとの対話』
解説読んでようやく理解した。うん。

●フォルカー・シュレンドルフ / 『啓示されし者』
この人は変質者だ!と思っていたけど、カメラワークが凝っているぐらいの感覚で観ていたら驚かずに観れた。短編らしいといえば短編なんだけど。

●マイケル・ラドフォード / 『星に魅せられて』
唯一の近未来物。SFは表現方法が難しいと思う。フィクションでストレートなメッセージだと嘘くさくならないようにするのが。

●ジャン = リュック・ゴダール / 『時間の闇の中で』
フランスにゴダールありと偉大さを感じていた。映像のコラージュとタイトルによる構成。映像史は感じたけど、この作品だけすごいとは感じなかった。ラストらしいといえばそうだ。

実験的なものを感じた。中ではベルナルド・ベルトリッチ、イジー・メンツェル、フォルカー・シュレンドルフが好みかな。
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『10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス』(02年・独=英) [映画(09年~)]

原題『TEN MINUTES OLDER:THE TRUMPET』
劇場公開時タイトル『10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス』
ビデオタイトル『10ミニッツ・オールダー RED』





『時間』をテーマに世界の巨匠たちが10分間で表現するオムニバス作品。『トランペット』 7作品

幾つか専門学校で観た作品があるんだよな。ずいぶん久しぶりでタイトルもすっかり忘れていたけど。

『人生のメビウス』【収録作品】
●アキ・カウリスマキ / 『結婚は10分で決める』
アキ・カウリスマキはなんか好き。徹底的にセリフがないようで何かしら意味がある。突拍子もないことでも「なんで?」とは思わない。なにかストイックなものすら感じる。

●ヴィクトル・エリセ / 『ライフライン』
この人にとっては一見普通に物を撮っているに過ぎないと思うけど、観ている方は光だの影だの演出だのと難しく観ているような気がする。10年ぶりの新作だと聞くけど、もっとたくさん撮って欲しい人だな。

●ヴェルナー・ヘルツォーク / 『失われた一万年』
ドキュメンタリーは余り観ない。映像が貴重だと思える瞬間が本作にはある。

●ジム・ジャームッシュ / 『女優のブレイクタイム』
独特の空気を表すのにこの人は特殊だ。本作はリアルタイムの10分間なので登場人物の動作に集中して観れたような気がする。この登場人物の『10分の時間』を感じた作品。

●ヴィム・ヴェンダース / 『トローナからの12マイル』
アメリカを感じる作品だと思うけど、少々ワザとらしい感覚がする。

●スパイク・リー / 『ゴアVSブッシュ』
社会派ならこの人だね。この時の大統領選の問題とその後の政権の問題は今後も提訴も罪にもされないのか?

●チェン・カイコー / 『夢幻百花』
ワザとらしい感じがしたけど、変わり行く時代を感じるのは万国共通ということを感じた。登場人物の狂人は使い方は難しいなと感じた。


個人的に好きなのはアキ・カウリスマキ、ヴィクトル・エリセ、ジム・ジャームッシュの作品でした。
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『川本喜八郎作品集』(68年~90年) [映画(09年~)]


川本喜八郎作品集 [DVD]

川本喜八郎作品集 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD


『花折り』 (1968年14分) 

物語:桜が咲く頃の事、和尚が出かける祭、枝に「花折るなかれ」と短冊をつけて、小坊主に寺の留守番を任した。塀の外では花見に招かれざる客が…。

解説:BGMと効果音、ほぼ無セリフでジェスチャーによる構成ながら、お経を唱える小坊主の声に黒柳徹子さん。声が若い印象。ユニークかつ人形の愛嬌ある動きが微笑ましい。タイトルクレジットが英語なので海外を意識した作品の印象。背景は絵で、絵巻物のような平面的な撮影。

『犬儒戯画(全長版)』 (1970年8分パートカラー)

物語:舞台はドッグレース場。主催者側は新しい余興として喜劇を取り入れたレースを披露するが、賭けをする観客からは賛否両論。審判(?)がこの現状を、主催者と観客双方を嘆くのだが、レース場は突然の暗闇に覆われ、レースを実況するアナウンスだけが響き渡る。

解説:全編フランス語による実況中継のアナウンスの響に雑多なレースの雰囲気を感じる。審判か犬の調教師が嘆くのは、この意図的に行われるエンターテイメントのくだらなさを主張している。レース場では、犬も観客も変わらないという皮肉の利いた作品。アニメーションは写真を撮影してはプリントを切り抜いてコマ撮りしたそうだ。

『鬼』 (1972年8分)

物語:生まれてこのかた不幸なことばかりに遭ってきた老婆。その老婆の息子二人は鹿狩りに行って来ると母に告げ、夜の山へ。罠を仕掛けている最中、何者かの襲撃に合い、兄が弓矢でその何者かの腕を射断つ。急いで帰った兄弟は腕を見て驚く。この腕は…

解説:昔話にあるような鬼を描く。日本画のような真横の描写と光と影が印象的。歌舞伎のような立ち振る舞い、三味線のリズミカルな音楽が鼓動とホラーを感じさせる。お面のような顔の無表情ながらもその動きや照明で感情表現される演技。

『旅(全長版)』 (1973年12分)

物語:一人の若い女が体験する旅とは?

解説:ストーリーを説明するにはどうすればいいやら。ダリの絵のようなシュールな異空間。無秩序な世界。主人公は若い女なので意味することは旅で体験する物事のように人生体験することとは?という意味か?何か退廃した世界に人生を悲観するようなシーンがあるが。
切り絵アニメーション。

『旅(再編集版)』 (1973年4分)

物語:解説ははぶきます。

『詩人の生涯』 (1974年19分)

物語:貧困にあえぐ工場の労働者がストを起こす。その母親は息子の境遇を案じながらも糸つむぎの内職をしていたが突然、糸より車に体を吸い取られてしまう。紡がれた糸は近所の老婆によってジャケツ(本編ではこのような表現がされてあった。)にされたが、売れなかった。みなジャケツを買う余裕がないのだ。労働者は不当な労働条件に対してスト賛同を呼びかける。そんな中、大寒波が街を襲う。

解説:原作は安部公房。切り絵アニメーションながら白黒映像のようなデッサン画の世界。近年の大不況を感じさせる冬の、貧困の、絶望の世界との戦い。サイレント作品のようなタイトルカットが挿入されるが、文学作品のような奥ゆかしさがある。

『道成寺』 (1976年19分)

物語:熊野詣の道中の僧が、とある宿に泊まることになるのだが、その女主人に見惚られ、関係を迫られる。僧は困って方便を唱えて出て行くが、女は騙されたと知った時、執念深く後を追う。

解説:純和製人形アニメーション。女の情念を狂気のように描くが、そこがどこか美しくも恐ろしい。日本のホラーや昔話のよさは「怨み」や「念」を感じさせることだと思う。そこがなにより怖い。
追いかける女の髪のなびきがライブアクションと勘違いした一人の審査員がアヌシー賞の候補から落としたという逸話がある。そのライブと見間違うほどの動きに圧倒される。

『火宅』 (1979年19分)

物語:摂津の国、生田の里。都へ上る道すがら僧がこのあたりに「求め塚」というのがあると聞きつけ、その場所はどこかと聞く。仏法を尊ぶ美しい女が、二人の男に同時に求婚され、決められないまま困り果て自ら命を絶ち、地獄に落ちる悲劇。

解説:ナレーションは観世静夫。これも日本美を感じさせる物語と演出。

『セルフポートレート』 (1988年1分)

解説:世界5カ国の人形アニメーション作家たちの肖像、川本喜八郎版。ほかに手塚治虫、ヤン・シュヴァンクマイエルも参加していたという。

『不射之射』 (1988年25分)

物語:舞台は中国戦国の世。天下第一の弓矢の名手になることを願う紀昌(キショウ)という青年。彼は飛衛(ヒエイ)という達人に弟子になりたいと訪れるのだが、「まずどんなことがあっても瞬きをしないようにすることだ。」と弟子になることを認めない。紀昌は数年後、夜でも瞬きをしないほどに特訓を積み再び飛衛の元へ。しかし今度は「小さなものを大きく見るよう目を鍛えなさい。」と言う。再び数年の特訓を積む紀昌。三度、飛衛の弟子に願い出てようやく認められる。

弟子になり、射術を磨く紀昌は飛衛と肩を並べるになるまでに成長した。しかし紀昌は天下第一の弓の名手になれないことを不服とし、飛衛と決闘をする。決着がつかないまま、飛衛と紀昌はお互いの弓の技を認め合うまでに戦う。矢がつきた頃、飛衛から「これ以上の射を見極めたいのなら、峨眉山にいる甘蠅(カンヨウ)老師の所に行きなさい。老師からみれば我々の技など子供のようなものだ。」と言う。紀昌はその甘蠅老師の所へ。

解説:ナレーションは橋爪功。「技術の積み重ねとは?」を説いた人生論のような趣きある作品。
「真の行いとはなすことなく、真の言葉はゆうことなく、真の弓とは射ることなし。」

『いばら姫またはねむり姫』 (1990年22分)

物語:古城の妃は身上を語る。誕生祝のパーティーの席で謎の黒いマントの男を見て、母は卒倒する。母は父と結婚する前にある男性と関係を持っていた。しかし男は戦争に駆り出され、生死不明に。黒いマントの男は不明の男だったのだ。

解説:原作・ナレーションとも岸田今日子さん。とにかくナレーションがうまい。制作はチェコアニメでお馴染みのトルンカスタジオ(ペガサスのマークの)。中世ヨーロッパ風の世界感が素晴らしい。人形の顔も国によってデフォルメされているようだ。
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『都会の夢』(08年) [映画(09年~)]

都会の夢2.jpg
『都会の夢』
http://tokainoyume.web.fc2.com/

ようやく観れました。高木氏初の長編劇場公開作品。画像は無断転載かな?

都会の夢1.jpg
観終わった後は色々と考えさせられる深い映画だなと思った。しっかりとした物語性ある群像長編物だ。晴れた空はエンディングだけだったような気がするが、(←これ間違い。病室のシーンとか他にもあった!)それが昼でも建造物によってどこか暗い都会の、悪夢から覚ましてくれたような気がする。(つまりは夜のシーンが多いということ。)難しいテーマに取り組んでいて、登場人物の関係とかセリフの意味することなど、なるほどな~と思ってしまうシーンが多かった。都会の闇というのか「不」の部分を冷静に観ていたような気がする。

都会に生きる人たちはネットカフェ、携帯、バイトに金にことを利かせてなんとか生活をしている。
僕はネットカフェも、携帯を活用して派遣バイトもしたことがない。ニュースが伝えるそんな人たちが世の中意外とにいて、生活してるんだってことに驚かされていた。

映画の中の登場人物は問題を抱えている。自分の抱えた様々な問題も他人から見て発見することは出来ない。都会の中でもそういった問題は表面では問題ではなく、個人の問題で暮らせていけたらそれでいい。ネットカフェも設備やサービスが行き届いていると、寝泊りもできてしまう。

描いているのは若者達なんだけど、これは青春映画か?と言われるとそうじゃない。どこか大人な雰囲気。
主人公2人のキャラクターは問題ないけど、抱えている問題がらしく見えないのは少し残念。
驚いたのが小林政善くんの演技。助演の立場ながらも存在感がすごい。

劇中、チョップリン小林さんの着るジャケットが僕が気に入ってる軍物ジャケットと被ったのは偶然だよね。笑)
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