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『喜びも悲しみも幾歳月』(57年・松竹) [映画(08年~)]

おいら岬の~灯台守は~♪ 妻と二人で~沖行く船の~♪ 無事を~祈って~灯をかざす灯をかざす~♪

喜びも悲しみも幾歳月

喜びも悲しみも幾歳月

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD



内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
松竹が誇る天才監督・木下惠介監督が、日本縦断ロケを敢行。高峰秀子と佐田啓二の主演により、同名の主題歌と共に大ヒットを記録した名作。灯台守一家の25年にわたる波乱に満ちた生活と愛情を、繊細かつ力強いタッチで描いた壮大なる年代記。



昭和7年、観音崎灯台。若い灯台守が嫁を連れて故郷から戻ってくる。灯台守の職業観、赴任先の過酷な毎日、灯台と共に生活する家族を25年にわたって描く。灯台の光を象徴的に、家族を愛し、辛い仕事をこなす夫婦に深い感動を覚える。暗い夜に船の安全を願って、灯台は今日も光を灯し続ける。

久しぶりの映画鑑賞。女木島男木島旅行の前に観たかったけど、いい作品に出会えた。灯台とは人里から遠く離れた岬や島にあり、そこでの生活は孤独と過酷な環境にたえなければならない。まずその職業観からとても辛い仕事だなと思う。数年で移動になり、赴任先は日本の端っこ(もちろん灯台は突端にあるものだが。)で、家族からは遠く離れ、豪雪豪雨に耐え、孤独を感じながら夜通し起きて、日中は灯台の整備と、とにかく大変な職業だ。

赴任先は日本のあちこちで観音崎、石狩、大島、水子島、女島、弾崎、御前崎、鶴御崎、男木島と。男木島はラストの方のシークエンスで出てくる。最後に観音崎に再び赴任になる。

主人公の灯台守、有沢を演じる佐田啓二さん。初子が生まれて大はしゃぎする。
その妻役、高峰秀子さん。夫を支えながらも子育てに勤しむ。
制作当時この二人は共に30代のはずだけど、老け役が実にうまい。
佐田啓二さんはこの映画の7年後には亡くなってしまうけど、歳を取った彼の姿というのは、映画の終盤の老夫のようだったのだろう。

灯台の重要性と管理する人の存在に、働くとはどういうことかを学んだ。現在、灯台は無人化されているようですが、それを支えた人たちに感謝です。
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