『夕凪の街 桜の国』こうの史代 [本・漫画]
広島のある日本のあるこの世界を愛するすべての人へ
出版社/著者からの内容紹介
昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、こうの史代が描く渾身の問題作。
漫画のレビューって全然描いてなかったね。
こうの史代さんという漫画家を知ったのも最近のことで、Yahooコミックで立ち読みしたのがきっかけ。ネットで立ち読みができるなんて、なんて便利な時代になったんだろう。ページは少ないけど、広い範囲にわたり作品を読めるので、漫画家さんの名前と作品を覚えるのにも助かってます。
先日のマツイくんが来たときにも、この本の話題が上がって、買ってみようかな~なんて思ってたのです。
舞台は原爆投下10年後の広島。被爆したその土地に生きるものにとって、原爆は人を寄せ付けず、過去に執着させる存在だった。『夕凪の街』から現代へと続く『桜の国(一)』、『桜の国(二)』の三部構成。
画がね、とっても優しいの。ほがらかに可愛らしい画だけどふざけてなくて、ふと垣間見るザラッとした世界もこの線が伝える残酷さというのか。うまく言えないけど、いいんだ。よく見てみると、定規も使ってないみたいだ。気になったのは値段と本の厚み。ギョッとしたけど読んでから納得。100ページぐらいしかないもの。
広島出身だけあって『原爆』のテーマの想い入れが強かったのだろう。
そして続けて、『街角花だより』。
出版社/著者からの内容紹介
1つの花に想いを託せば、新しい人生までも見えてくる…。花を心から愛している花屋の店長と店を訪れる客たちとのハートフル・ストーリー。
1つの花に想いを託せば、新しい人生までも見えてくる…。花を心から愛している花屋の店長と店を訪れる客たちとのハートフル・ストーリー。
いい天気で陽気が付いたころに、ぜひとも読みたい作品。このゆる~いギャグが可笑しい。花には人を幸せにする力がある。
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